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1800年代に南画の大家として名を馳せた小痴(ソチ/雅号)許維。彼が余生を送った画室のある雲林山房では、池のまん中に咲いた赤い百日草の花が風情のある景色を演出しており、このほどそこに珍島歴史館と小痴記念館がオープンした。
全羅南道珍島郡斜川里に位置している珍島歴史館と小痴記念館は、書・画・唱で知られた珍島の歴史と文化を紹介する中心地の役割をするものと期待される。
珍島歴史館は先史時代からの珍島の様子をはじめ、熾烈だった対蒙抗争と有名な海戦である鳴梁大捷(ミョンリャンデチョプ)など歴史的な出来事について紹介している。また、政治的な荒波に巻き込まれた多くの名宰相の配流地として発展してきた独特の文化、郷土民俗文化、無形文化財に指定された様々な文化遺産が見られる常設展示室、企画展示室、映像室なども設けられている。
小痴記念館には宮中画家でもあった彼の作品と、その子孫や弟子へと受け継がれた南画の歴史がたどれる展示室などが設けられている。
毎週月曜日は休みだが、休館日にも展示館と記念館を除く他の施設は自由に観覧できる。観覧料は大人2000ウォン。
問い合わせ=管理事務所(電話82-61-543-0088)
アクセス=ソウル高速ターミナルから毎日4回運行する珍島行きのバスを利用(約6時間所要)、珍島共用ターミナルから毎日5回運行される泗川行きの郡内バスを利用して終点で下車(15分所要)。
(2003.12.03 民団新聞)
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