長崎県観光連盟は、海外からの観光客誘致の一環として、韓国の障害者のツアー受け入れを始める。ソウル〜長崎間は飛行機で約1時間20分。国内旅行感覚で行ける手軽さが売りだ。
同連盟は韓国の旅行会社などと協力し、10月に長崎、福岡両県を巡る3泊4日のツアーを試験的に実施した。参加したのは、車いすの障害者や視覚障害者15人とその家族ら。グラバー園や原爆資料館などバリアフリーの設備が整った施設を見て回った。
車いすの参加者は「海外旅行はあきらめていたが、世界が広がった」と感想を語った。通常のツアーより添乗員が増え、リフト付きのバスを借りる必要があるためツアー価格は高めになる見込み。
(2005.11.16 民団新聞)
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