| 左から中沢けいさん、ホ・ヒョンマンさん、4人目キム・英子・ヨンジャさん(3人目と右端は通訳) |
料理と詩のコラボレーション『飲食のくにではピビムパプが民主主義だ−−おいしい詩を添えて』の出版を記念するトークショー「おいしい韓国」が10月30日、アクロス福岡で開かれた。 進行役を務めた作家の中沢けいさんが、韓国との出会いについて話した後、本書に収録されている「クルビ」の詩を朗読。クルビの思い出や韓国料理について語った。 本書に「ナクチ・ポックム」の詩を寄せたのは韓国の詩人、ホ・ヒョンマンさん。この料理についての思い出と、自作の「空の恋人たち」を韓国語で朗読した。 在日韓国人2世の歌人、キム・英子・ヨンジャさんは、出産した女性が養生のために摂るわかめスープや祭事の料理など、在日韓国人の家庭料理や行事食について説明。本書に収録されたなかから連作短歌「祭祀床(チェササン)‐在日の百年」10首、既刊の歌集から「故郷(コヒャン)でありたし」10首を朗読した。 観衆からは「韓国語は分からないけれど(韓国語での朗読は)音の響きが良かった」「短歌の朗読に涙が出た」といった感想が聞かれた。 (2015.11.11 民団新聞) |