水原地裁は17日、北韓の対南革命路線に同調し、非常時の韓国の体制転覆を謀議したとして内乱陰謀罪や国家保安法罪などに問われた統合進歩党の李石基国会議員に対し、懲役12年、資格停止10年(求刑懲役20年、資格停止10年)の実刑判決を言い渡した。また、共犯として起訴された李相昊京畿進歩連帯顧問ら6人の被告には懲役4〜7年、資格停止4〜7年をそれぞれ宣告した。 裁判所は、「内乱陰謀事件情報提供者の陳述には信憑性が認められ、指揮体系を備えた組織が存在した事実も認められる。李議員が、暴力的な方法によって韓国の体制を転覆させようとして結成した地下革命組織『RO』の総責任者として、構成員らと共に内乱を企て扇動した」として、検察の起訴事実を大部分認め有罪判決を下した。 李議員は、昨年5月、戦争が差し迫っていると判断し、組織のメンバー約130人と秘密会合を開き、通信・石油関連施設の破壊や人命殺傷方法などについて謀議、首都の中心部で武装して暴動を起こす準備を進めるなど、重大な犯罪を犯したとして起訴された。 (2014.2.26 民団新聞) |