地方本部 HP 記事検索
特集 | 社会・地域 | 同胞生活 | 本国関係 | スポーツ | 韓国エンタメ | 文化・芸能 | 生活相談Q&A | 本部・支部
Home > ニュース > コラム
<女性コラム>嫁の遠慮 ほどほどに
 シオモニ(夫の母親)が別居を提案したので、敷地内に私たちの新居を年内に建てることになった。しかし、この頃シオモニの様子が変だ。特に区画整理事務所の人が家に訪れた日には決まって機嫌が悪い。最近は自分でも「私、うつ病かも」と言いながら、何日も躁うつの状態を繰り返していた。私は、ただ見守ることしかできなかった。

 先週末、私は「お父さん、お母さんが若い今は別居しても、いずれまた一緒に住みますよね」と何気なくシオモニに声をかけた。するとシオモニが寂しそうに「私たち老人ホームに行かなきゃいけないんじゃ…」と独り言のようにつぶやいた。

 私は笑いながら「家族がいるのになぜ老人ホームに行くんですか?」と聞き返した。すると、この間ずっと暗かったシオモニの表情が一変して明るくなった。

 私は、シオモニのうつ病の原因が、外国人の嫁に気をつかっていたためだということに、やっと気がついた。

 「外国から嫁いできた嫁が、愚痴も言わなければ、余計なことも言わない、だからこそ何を思っているのか分からない。別居しようとは言ったものの、私たちの老後はどうなるのかな」

 シオモニは、文化も価値観も違う外国人の嫁に、老後のことをどう相談して良いかを聞くに聞けず、不安で一杯だったようだ。私は、シオモニの気持ちを少しも知ろうとしなかった自分の無神経さを反省した。

 これからは嫁として遠慮するより、もう少し家族として向き合って会話をしていくことにした。

鄭錦伊(埼玉・団体職員)

(2009.3.25 民団新聞)
最も多く読まれているニュース
差別禁止条例制定をめざす…在日...
 在日韓国人法曹フォーラム(李宇海会長)は7日、都内のホテルで第6回定時会員総会を開いた。会員21人の出席で成立。17年度の報告があ...
偏見と蔑視に抗って…高麗博物館...
 韓日交流史をテーマとする高麗博物館(東京・新宿区大久保)で企画展「在日韓国・朝鮮人の戦後」が始まった。厳しい偏見と蔑視に負けず、今...
韓商連統合2年、安定軌道に…新...
金光一氏は名誉会長に 一般社団法人在日韓国商工会議所(金光一会長)の第56期定期総会が13日、都内で開かれた。定数156人全員(委任...
その他のコラムニュース
<訪ねてみたい韓国の駅30...
歴史伝える赤レンガ駅舎 赤レンガの駅舎が、行き交う人々を見守っている。 韓国の鉄道の玄関、ソウル駅。1925年に竣工した赤レンガ...
<訪ねてみたい韓国の駅29...
開業100年、世界遺産の玄関 歴史ある古都の玄関には、それにふさわしい風格が備わる。韓国の古都と言えば、新羅の都、慶州だ。その玄...
<訪ねてみたい韓国の駅28...
未来都市のユニークな駅 いかにも未来的な名前のこの駅は、なかなかユニークな存在だ。まず第一に、その立地。ソウルメトロ6号線、空港...

MINDAN All Rights Reserved.