来年、日本デビュー10周年を記念するイム・ヒョンジュのポップ・カバー・アルバム「トゥー・ハーツ・ワン・ラブ」がこのほど、ワーナーミュージック・ジャパンから発売された。 1998年に12歳で初のシングルと記念アルバムを発表し、「声楽の神童」と称され、数々のコンクールで優勝。オペラとポップスを融合した「ポペラ」というジャンルで社会現象を巻き起こした。 ジュリアード音楽院の予備学科で声楽を学びながら、03年にアルバム「Salley Garden」で世界デビュー。同年2月には、盧武鉉元大統領の就任式で、最年少の歌手として愛国歌を披露した。ウィーン・シューベルト音楽院声楽修士課程に、韓国人初の招聘学生として在学中。 韓国が誇るテノール歌手だが、同アルバムでは小林明子の「恋におちて」、財津和夫の「青春の影」、坂本九の「見上げてごらん夜の星を」など日本のポップス、歌謡曲をはじめ、ミュージカル「キャッツ」から「メモリー」、クラシカル楽曲として「清らかな女神よ」「主よ、人の望みの喜びよ」などの名曲を、つややかで巧みな表現力で歌い上げている。 定価3000円(税込)。 (2013.12.11 民団新聞) |