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阪神・淡路大震災から15年 15歳の作文募集
最優秀賞の鄭日奈美さん
教訓を共有、次代に
民団兵庫「防災委」

 【兵庫】阪神・淡路大震災の起きた年を前後して生まれた「15歳から見た震災作文コンクール」入賞作品が14日、神戸市内で開かれた「兵庫県韓国人合同新年会」の場で発表された。

 これは震災を直接経験していない、あるいは幼少年期のために当時の記憶がほとんど残っていないという次代を担う若者にも震災の教訓を伝えていこうと民団兵庫本部防災委員会(河政淳委員長)が企画したもの。

 同委員会は昨年10月から「震災15年事業」を展開している。「作文コンクール」もその一つで、神戸市内の中学校に通う在日の生徒たちに応募を呼びかけてきた。最優秀賞には鄭日奈美さん(神戸市立長田中学校2年生)が選ばれた。

 新年会に招かれた鄭さんは、「たくさんの人が集まると、多くの人を救うことができ、その優しさは国籍や民族の壁を通り抜けられる」「神戸をみんなで助け合う街・支えあう街にしていきたい」とつづった作文を朗読した。

 河防災委員長は「震災未経験者の在日同胞中学生の生の声を新年会の出席者全体で共有できたことは、私を含む震災経験者にとって震災を見つめなおす契機になったのではないかと思う」と語った。

 鄭さんが生まれたのは震災の年の12月。この作文は、震災で瓦解した家の下敷きになった人を、近所の人みんなが力を合わせて助け出したのを見た当時の中学生がつづった震災体験談をもとにしている。鄭さんには賞状と図書カードが手渡された。

 この日の新年会には民団兵庫本部の車得龍団長をはじめとする関係者300人が出席した。

(2010.1.27 民団新聞)
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