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◆読書◆玄海の荒波を越えて
◆読書◆玄海の荒波を越えて

新羅建国の始祖らに光当てる

 副題に「新羅・伽倻と倭国を結んだ伝説の王者たち」とあるように、新羅建国の始祖らに光を当てた物語である。朴氏の始祖、朴赫居世を中心に、現存する古書を元に再現し、いにしえより日本に文化、技術を教えた韓半島の人々にスポットを当てた。

 紀元前1世紀、慶州地方に6村があった。ある日、天から降りてきた光輝く白馬が、紫色の卵の前で礼拝を捧げていた。その卵から生まれた秀麗な男の子は、朴赫居世と名づけられ、やがてその地を統治する初代の王に推戴された。紀元前57年のことである。国名は徐那伐とされた。

 赫居世王は慣例にとらわれず、倭国から亡命してきた若い頭領の瓠公と、自身と同じように卵から生まれた脱解を重用して国をよく統治した。2代目の南解王の治世は倭国からの侵略など内憂外患に苦しめられたが、この2人の人材が難局を乗り切った。

 南解王は「朴、昔氏の中から王を選べ」と遺言を残すが、脱解が第4代の王になった時、またしても現れたのが金の卵から生まれた男の子だった。

 金氏を名乗った子は遺言を厳守し王位につかなかったが、13代になって子孫が後を継ぎ、金氏王朝の土台を築き上げた。6世紀になり、「徳行が日に新たなり」の新、「四方を網羅する」の羅をとり、国名が新羅になったという。

(孫大俊著、幻冬舎ルネッサンス1300円+税)電話 03(5411)6710

(2008.11.12 民団新聞)
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