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新3機関役員本国要路訪問 盧武鉉大統領と面談(03.6.4)
30日に青瓦台を礼訪し盧武鉉大統領と握手する金宰淑中央本部団長(右)
在日同胞の懸案事項解決へ
「訪日」に熱い期待表明

 【ソウル】民団中央本部の3機関役員や傘下団体長ら23人が、5月29日から31日まで青瓦台(大統領府)をはじめ本国要路を訪問した。盧武鉉大統領、高建国務総理をはじめとする政府要人に地方参政権獲得、民族金融機関の支援など5項目にわたる民団の要望事項を直接伝達した。在日同胞の懸案事項は、盧大統領の訪日を契機に、解決に一歩踏み出すものとして熱い期待が寄せられている。

 接見室の入口で在日同胞一行を一人ひとり握手で出迎えた盧大統領は、「在日同胞の歴史、生活条件はよく知っている。日本で生活しながらもいつも本国の経済発展のために大きな力になってくれた皆さんに対して、政府が応分に応えられなかったことを残念に思う」と思いやりのこもった挨拶をした。

 金宰淑団長は「北韓の核や拉致問題などの連日報道で、日本の保守化傾向が加速し、地方参政権運動への悪影響が出ていることを憂慮しています。また、在日韓国人信用組合協会(韓信協)傘下の民族金融機関に対する政府支援が急がれています」と述べるとともに、「このたびの訪日が、韓半島の安全のための努力とあわせて在日同胞の諸問題解決の契機となることに大いに期待しています。在日同胞に安心感を与えてほしい」と訴えた。

 礼訪者の中から「北韓の核・ミサイル問題を口実に日本では集団自衛権をも可能にする有事法制関連法案が野党の一部まで巻き込んで一気に通過しました。これらの状況は決して在日同胞社会に良い影響を与えません。盧大統領の訪日を契機に北の核問題に対する断固たる姿勢を示すと共に日本のさらなる国際化、民主化を促してほしい」との意見が述べられた。

 盧大統領は「北韓と日本の指導者が話し合ったからこそ、相手に意思が通じて北韓も拉致を認めた。その結果として日本の右傾化があったとしても、何よりも話し合ったことが重要で、未来に対する不安よりも肯定的に平和と繁栄を展望することが大事だ。訪日の核心は両国の友好関係全般だが、この機会に核の問題をはっきりさせたい」と強調しながら、大統領自身初めてとなる「訪日」をよろしく頼むと一行に要請した。

(2003.6.4 民団新聞)
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