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脱北者支援民団センター 呂健二代表に聞く(04.1.1)
呂健二代表
「生活自立へ後押し」

1世と共通項、黙視できない…日本政府に定住要望

 −−民団がなぜ、脱北元同胞を支援しなければならなかったのか。あらためてセンターを立ち上げた理由を聞きたい

 呂 彼らが第2のふるさとともいうべき生まれ育った日本に来たい、帰りたいというのは自然で素朴な感情と思います。まして、彼や彼女は「在日」ないしは「在日」であった親を持つ人たち。私たちと共通項があります。かつてわれわれの親たちも昔、日本に来て苦労しました。「北」とか「南」とか関係なく、われわれ自身がやっていかないと。黙って放っておけませんでした。

 −−センターがこれまで取り組んできた具体的な支援内容を知りたい

 呂 民団はセンターを立ち上げる前から個別に脱北者の住居や就業、医療、教育の世話をしてきました。日本政府がきちんと受け入れ、日本国内に入ってきた人たちに対しては、自立までのお手伝いをしてあげるというのが基本です。日本政府は公式には彼らの世話にあたれません。われわれが役に立つことで、日本側を変えていく大きな力になるのでは。共存、共生社会の実現を目指しているわれわれが日本社会でしてあげられる仕事の一つだと思います。

 −−センターの人員、体制は十分なのか

 呂 脱北者のプライバシーを保護するため、いまはスタッフも少数。個人のネットワークを使って、信頼できる篤志家につないでいる状態。脱北者はこれからもさみだれ式に増えていくと見込まれます。民団社会でこの支援のネットワークがさらに広がっていくことを願っています。たとえば自分の会社の寮が空いているとか、うちの社員食堂で使ってみようとかいう声を待っています。

 −−脱北者の置かれた現状はどうなのか

 呂 自分たちの存在、個人名が表沙汰になると北韓にいる家族や友人、協力者に迷惑が及ぶか分からないから、常におびえがある。もう一つ、健康を病んでいる人が多い。かといって国民年金も健康保険もない。定着には時間がかかる。付きっきりで世話にあたるボランティアがまず必要です。それからお金ももちろんないので皆さんの協力を募りたい。

 −−日本政府に今後、望むことは

 呂 日本での永住・定住を前提に受け入れたからにはしかるべき社会保障制度の中に組み入れ、在留資格も安定的なものに。職場関係も整え、公営住宅にも入れてもらいたい。人間が生きていく以上は当然なのに、それが担保されていない。

(2004.1.1 民団新聞)
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