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暴言の時代2 橋田欣典(ジャーナリスト)
 ここで前回「創氏改名は韓国人が望んだ」という政治家の暴言について書かせていただいた。そろそろ執筆順かな、と思っていたら、今度は「日韓併合は朝鮮人の総意」という発言が飛び出した。彼らは全く予想に背いてくれない。

 彼らは北朝鮮を「敵」として嫌悪している。ただ、このような言動が彼らの「敵」を逆に利することになりはしないか、とご心配申し上げる。

 日本の植民地時代への憎しみが南北朝鮮共通の思いであることはいうまでもない。韓国の新聞は立場を超えて暴言に沸騰し、国民の憤りは高まる。北朝鮮と民族の怒りを共有することは、「彼ら」が恐れる南北統一へのエネルギーとなる。

 暴言家の論法でいけば近く「日本は満州でも中国でもいいことをした」という発言が飛び出す。中国の政府、国民の反発は必至で、日本に対する憎しみは東アジア全域に広がっていく。日本の同盟国である米国も太平洋戦争の経緯から、日本を表立って支えることはできない。ロシアも日本を応援する筋合いはまったくないだろう。

 結局、6カ国協議メンバーの中で日本は孤立し、北朝鮮封じ込めには非常に不利な立場になる。逆に言うと北朝鮮を利するように思うのは浅学非才の杞憂だろうか。 日本は拉致問題について世界の良心的世論に訴えて解決を図ろうとしている。その日本が植民地支配の問題をめぐって、世界から良心を問われているようでは、理解されるものも分かってもらえない。もし暴言家たちの真の目的が東アジアに心の包囲網をつくり、日本政府に過去への謝罪を強いることなら、つじつまは合うのだが。

(2003.11.12 民団新聞)
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