韓国・ロシア経済科学技術共同委員会が9日、ソウルで開かれ、極東シベリア地域の共同開発を推進することで合意を見た。 ロシアは、穀物ターミナルなど極東地域のインフラ開発に韓国企業が参加できるよう積極的な協力を約束したほか、「韓・ロ港湾開発に関する協力覚書」を速やかに締結することで合意した。また両国は、北韓を含めた事業を推進するため、3地域間の鉄道・電力網を連携させる方案について検討する方針だ。 ロシアは「新・東方政策」を打ち出し、東北アジア地域の開発に乗り出しており、韓国も、朴槿恵大統領が提唱した「東北アジア平和・協力構想」を実現するには、ロシアの積極的な協力が重要と認識しており、豆満江開発プロジェクトなどロシア沿海州やシベリア開発に関心を示している。 朴大統領は9月5〜6日にロシア・サンクトペテルブルクで開催される主要20カ国・地域(G20)首脳会議に出席し、プーチン大統領との会談を予定している。また、プーチン大統領が11月に韓国を訪問する計画も検討され、「自由経済特区」建設などを話し合うと見られる。 (2013.7.17 民団新聞) |