『パリデギ‐脱北少女の物語』(黄晰暎著・青柳優子訳、岩波書店刊)を課題図書とする第1回韓国文学読書感想文コンテストの審査結果が20日、東京・新宿区の韓国文化院(姜基洪院長)で発表された。
「最優秀賞」に選ばれたのは坂本秀雄さん(神奈川・会社員、写真右から2人目)の「パリデギとは誰のことか」。審査委員の一人で武蔵大学準教授の渡辺直紀さんは、「作品との距離をバランスよくとっている」と講評した。副賞として協賛社から10万円分の旅行券が贈られた。このほか、優秀賞と佳作に各2人が選ばれた。
同コンテストは、世界に韓国文学を広める活動をしている韓国文化庁の傘下機関、韓国文学翻訳院の協力を得ている。世界21カ国で同時実施された。
(2009.11.25 民団新聞)
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