| 韓国映画の字幕翻訳に挑戦した神田外国語大の学生たち(紫色の服が本田恵子さん) |
クォン・サンウが主演を務めるサスペンスコメディの新作映画「探偵なふたり」が来年2月に日本で公開される。配給会社のCJ Entertainment Japanは「日韓国交正常化50周年記念韓国映画上映会」と題して先行上映会を2日、千葉市の神田外国語大学で行った。 日本語の字幕翻訳は、同大学で韓国語の映像作品の翻訳を学んでいる学生たちが協力した。同大学の非常勤講師で映画の字幕翻訳監修者である本田恵子さんは「今年が日韓国交50周年なので何か生徒たちに貴重な経験をと考え、映画の翻訳をさせた」と経緯を語った。 さらに「映画の公開時期に対して学生たちの字幕翻訳が間に合うかといったタイミングや大学内で上映会が出来る内容であるかなど、様々な問題があった。そういった意味でこの映画はすべての条件を満たしているので出会えてよかった」とも話した。 生徒たちは複数の班に分かれ、それぞれ一つの場面を担当。緊迫したシーンを手がけた小野優さん(4年、22)は「韓国語が分からない人が見た時に、わかりやすく理解できるようにと意識した」。ストーリーの重要な転換点となるシーンを担当した野呂奈由さん(4年、22)も「前後の場面と違和感なく繋がるようにとか、汚い言葉遣いを避けたりとか注意した」と振り返った。2人とも貴重な体験をしたとそろって話した。 酒井邦弥学長はあいさつで「国交50周年に本学の学生がこのようなかたちで貢献できて名誉なことだ」と語った。 (2015.12.9 民団新聞) |