トロント近郊ムスコカでの主要8カ国(G8)首脳会議(サミット)は2日目の26日、政治・安全保障の分野に関する討議を行い、韓国海軍哨戒艦「天安」沈没事件について北韓を非難する首脳宣言を発表して閉幕した。 首脳宣言では、天安艦事件について、北韓の魚雷によるとした韓国主導の合同調査結果を支持し、「残忍な沈没をもたらしたこの攻撃を非難する」と表明。北韓に対して「攻撃を行わず、韓国に対する敵対的行為を控える」よう求め、「事件の説明責任を追及する韓国の努力を支持する」と明記している。 また、北韓の核・弾道ミサイル開発計画について「国際安全に対する脅威」として、その放棄を求めるとともに、国連の制裁決議をすべての国が順守するよう促した。「拉致問題を含む北韓の人道問題」についても「改善措置を要請する」とした。 (2010.6.23 民団新聞) |