Home > ニュース > 参政権 |
<民団奈良>住民投票・万感の思い込め1票 地域貢献へ決意新た(04.12.8) |
【奈良】奈良県西和7町による合併(西和市への移行)の是非を問う住民投票が5日、永住外国人への投票資格を認めた斑鳩、平群、王寺の3町で一斉に行われた。
このうち唯一、永住外国人を除外していた斑鳩町では、民団奈良県本部(李明洙団長)が粘り強い陳情を重ねて投票参加の道を切り開いただけに喜びもひとしお。投票資格を持つ3町57世帯170人のうちの多くが参加したものと見られている。
生駒支部の金南喜支団長(66)は夫人の朴清子さん(62)ともども早朝に幸善公民館で1票を投じた。金支団長は「初めての投票でうれしくて待ちきれなかった。感動、感激しました」と笑顔で語った。
斑鳩町に住む李海允さん(民団奈良県本部総務部長)は、投票券を大事に保管し、投票要項を何度も何度も読み直したという。「やっと住民として認められたんだなと実感がわいてきました」。
団員の宋秀男さんは、「これは地方自治体の参政権獲得への第一歩」ときっぱり語った。李明洙団長も「住民投票は地方参政権獲得への第一歩。参政権獲得につながるようにしていく」と決意を新たにしていた。
投票後、民団奈良県本部は「我々は住民です。地域の重要な意思決定に責任を持って参加します。地域社会の発展に貢献します」という見解文を発表した。
(2004.12.8 民団新聞)
|
|
|
|