済州観光公社と韓国観光公社は12日、東京都内のホテルで済州観光説明会を開いた。

 

　韓国有数のリゾート地である済州道には日本人観光客も多く訪れていたが、現在は3年前のピーク時から4分の1程度に激減するなか、大韓航空が10月から運休予定だった日本と済州間の直行便を維持することになった好材料を得て、日本観光客の呼び込みをはかった。

 

　この日は観光業関係者のほか大韓航空の崔晶皓日本地域本部長も参席。済州観光公社の崔甲烈社長は崔本部長に直行便維持への感謝を伝えるとともに「済州の魅力を新たな視点でアピールし観光商品を開発していく」とのべた。

 

　崔本部長も「利用客減少による赤字は社にとって負担になることも事実。しかし旅行者を数で見るのではなく、訪れた人々が幸せを感じるサービスを提供していきたい」と語った。

 

　会場では済州道の魅力を映像でプレゼンテーション。海鮮をはじめとしたご当地グルメや漢拏山トレッキングなど自然を楽しむアウトドアー、現地の韓流イベントなどが次々と紹介された。

 

　会場にはモデルの小森純さんと、ものまね芸人のみかんさんが応援スペシャルゲストとして出席。みかんさんは「済州ロケの際に食べた黒豚料理が絶品で忘れられない。次回はプライベートで魅力たっぷりの済州を満喫したい」とＰＲ。韓国好きで知られ、現在妊娠7カ月の小森さんも「済州には行ったことがないんですよ、マジで。島全体が世界遺産でもあり、産後に家族みんなで行ってみたい」と済州をアピールした。

 

（2015.11.25　民団新聞）