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<布帳馬車>民族遺産だけに頼らず
 先日行われた「朝鮮通信使行列」で小伝馬町〜日本橋間を当時の衣装を着て練り歩いた。中学時代に「四天王寺ワッソ」に参加することで、民族の一員として歴史に連なった気がした当時が懐かしく思い出された。

 見知らぬ人でも同じ衣装を着ることによって連帯感が芽生え、気さくに打ち解けられる。まして一緒に行進するとなれば、一体感にまで高まるものがあろうというものだ。今回もいい体験をさせてもらった。

 ややぎこちなかった行進も、沿道からの盛大な拍手や声援に自ずと盛り上がっていく。古代はもちろん近世においても、韓半島と日本列島に濃密な交流があったことを共有財産に、貴重な交歓のひと時を味わえた気がする。

 よく耳にするフレーズに「○○に国境はない」がある。音楽、スポーツのほか、最近では男女の恋愛もその対象だ。「国境はない」とは、何も国と国、民族と民族の関係を混ぜ合わせ、ルーズにすることではないはずだ。

 それぞれが異質であることを大切に、アイデンティティーを尊重したうえでこそ、乗り越えるべき対象を本当に乗り越えることができるのだろう。韓日の狭間にあるような在日とてしかりである。

 しかし自分には、何か本物の在日になり切れない感じがついて回る。民族の歴史的な遺産にだけ頼ることなく、在日としてのアイデンティティーを豊かにしたい。そうすることで祖国にも日本にも向かい合えればと思う。 (S)

(2008.11.5 民団新聞)
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