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韓豪日グローバル家族こだわり在日記<12>
心打たれた「アジメ奉仕隊」

 格差社会で広がる貧困問題に多くの人は無関心なようです。こんななか、鳥取民団ではボランティア組織「アジメ奉仕隊」が高齢者家庭を対象に、心温まる訪問活動を継続しています。

 「アジメ奉仕隊」の誕生は03年6月のことでした。この年は薛幸夫さんが地方本部団長に就任した年でもあります。薛団長が就任のあいさつを兼ねて管内の民団家庭100世帯以上を訪問したところ、思った以上に独居老人の多いことが分かりました。

 この大半は生活ぶりもつつましく、民団に期待し、民団とのつながりを希望していました。こうした声を受けて、薛団長は、「民団がみなさんの心の支えにならなければ。できることから始めましょう」と、婦人会に呼びかけてできたのが「アジメ奉仕隊」でした。心優しいアジメたち10人は、毎月1度ローテーションを組み、手土産を持って対象者家庭13軒を回ります。もちろん、手土産を渡すのだけが目的ではありません。実際に声を掛け、安否を気遣うことを大切な役目としながら、同胞としての情愛を育んでいます。

 私もお許しをいただいて一緒に家庭訪問をしたことがあります。最初に訪問したハルメは93歳。病院で寝たきりでした。ハルメはなにも分からないというのに、団長夫人があきらめることもなく手を握り、優しく話かけていました。見ていて、思わず涙が出ました。

 次の訪問先は77歳のハルメでした。ご高齢にもかかわらず、学問に大変意欲的な姿勢に私はとっても刺激を受けました。帰りには私の手を握ってくれました。

 最後に90歳を過ぎても現役という社長さんを訪ねました。この社長さんが商売の秘訣を丁寧に教えて下さることには、またびっくりでした。在日のパワーですね!

 アジメたちは毎回の訪問が終わると、翌週に報告会を開きます。私には、鳥取民団のアジメたちが大切にしているお年寄の訪問を通して、お互いに新たな絆ができているように見えました。仲間に誘っていただき、私も思わず嬉しくなりました。 人生とは神様が導く学びの旅です。旅の途中でこのような素晴らしい方々に出会ったことに感謝しています。

(スーザン・メナデュー・チョン)

(2008.9.3 民団新聞)
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