国連安全保障理事会は7日午前(韓国時間8日未明)、公開会合を開き、北韓による3度目の核実験を非難し制裁を大幅に強化する決議案2904号を全会一致で採択した。会合には米中露など5常任理事国を含む全15理事国が出席した。 決議案は米中が協議して作成したもの。核兵器・弾道ミサイル開発を続ける北韓に対し、過去3度の制裁決議に基づく制裁を大幅に強化。法的拘束力のある国連憲章第7章41条(非軍事的措置)に基づくと明記し、人、物資、資金を通じて締め付ける厳しい内容だ。 決議の骨子 ●2月の核実験を最も強い言葉で非難 ●核兵器・弾道ミサイル開発につながる金融取引の凍結・停止義務化など金融制裁を強化 ●禁輸物資積載の疑いがある船舶の貨物検査を義務化 ●航空機の場合は離着陸を拒否するよう要請 ●核兵器などの開発に関連する北韓金融機関の支店開設不許可を国連加盟国に要請 ●資産凍結・渡航禁止対象に2団体、3人を追加 ●決議違反の活動に従事しているとみられる北韓外交官の監視 ●さらなるミサイル発射や核実験を強行すれば、安保理としてさらなる重大な措置を取る (2013.3.20 民団新聞) |