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浅川巧の人物と業績描く 「白磁の人」映画化へ
韓日交流の先駆者 監督侯補に吉田喜重氏

 【山梨】韓日共同で映画化の話が出ている小説「白磁の人」(江宮隆之著、94年河出書房新社刊)の監督候補として新たに吉田喜重さん(73)の名前が挙がっている。映画制作実行委員会では18日にも吉田監督から映画化の趣旨や計画を聞き、最終的な判断を下すことになりそうだ。

 この小説は、日本の植民地統治の時代、韓半島で陶磁器や木工品に民族独特の文化を見いだし、いち早く日本に紹介した浅川巧の人物像と業績に光をあてた作品。浅川巧は山梨県高根町出身。地元では韓日交流に果たした浅川巧の先駆的な役割を高く評価し昨年1月、映画制作実行委員会が発足した。3月には韓国でも同様の組織が発足している。

 当初、実行委員会では「男はつらいよ」などで知られる山田洋次監督にメガホンを依頼し、同監督自身も乗り気だった。だが、最終的に山田監督は別の作品を次回作に選んだことから映画化が宙に浮いていた。そうしたとき、9月に入って吉田監督自身が「メガホンを握りたい」と名乗りあげていた。

 吉田監督は木下恵介監督などの助監督を経て60年、松竹から「ろくでなし」で監督デビュー。社会性のあるドキュメンタリー作品を多く手がけている。03年、フランス政府から芸術文芸勲章オフィシエ賞を贈られた。

(2006.10.18 民団新聞)
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