【ソウル】朴槿恵大統領は20日、習近平中国国家主席(中国共産党総書記)と電話会談し、北韓の対南威嚇強化により緊張が高まっている韓半島情勢について率直に意見を交換、北韓核問題などで協力することを確認した。 金杏青瓦台報道官によると、朴大統領は「北韓の新たな挑発には断固対応していくが、北韓が正しい選択をするなら『韓半島信頼プロセス』を通じて南北関係を改善していく」と伝え、「北韓が対話の場に出てくることができるよう中国が努力してほしい」と協力を求めた。また、東北アジアの平和と繁栄、特に韓半島の平和と安定、非核化という共同目標の実現に向け、緊密な協力を呼びかけた。 これに対し、習主席は「朴大統領の考えをよく理解している。北韓の説得は難しいが、努力を続けたい」と応じた。 習首席は「韓半島の平和と安定は韓国だけでなく中国の国益にもつながる」とし、「韓半島の平和と安定、非核化実現のために直接的な当事者の韓国とともに努力していく」と強調。さらに「韓国とのコミュニケーションを強化していく。ともに未来を切り開いていきたい」と述べた。 (2013.3.27 民団新聞) |