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【岡山】「在日外国人の人権を考える第2回岡山シンポ」が3日、岡山市内で開かれ、「すべての人と人がふれあうことのできる街」「すべての人を大切にしていく街」の実現に向けて話し合った。昨年に続き民団岡山県本部(許東郁団長)が、市から助成を受けて主催した。
はじめに川崎市の職員で前・日本女子大学講師の星野修美さんが「多文化主義と人権文化」と題して基調講演。続いて4人のパネリストが、「教育と文化と福祉の愛情ネットワークづくりを」と題して、共生社会づくりに向けた具体的な方途について語りあった。
はじめに、民団中央本部で企画調整室長を務める林三鎬さんは、定住外国人への地方参政権付与の必要性を訴えた。長島愛生園槿友会会長の金泰九さんは「小さい時から違いを認め合う教育こそ大事。違う文化を身につけることで考えも豊かになる」と述べた。また、神戸で定住外国人支援センターを主宰する金宣吉さんは「他者への思いやり」こそ共生実現への第一歩と強調した。
岡山市は02年に人権教育、人権啓発に関する基本方針を策定。04年には「岡山市外国籍市民会議」を設置し、人権尊重の町づくりを進めている。
(2005.12.7 民団新聞)
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