ウリィ銀行が9月25日から、韓国と中国の貿易でウォン建て決済を活用できるサービスを開始した。これまで、貿易業者は海外との取引をドルベースで行うのが一般的で、ドル調達と為替変動リスク管理に苦心してきた。同サービスにより、中国企業と取引のある韓国企業は為替変動によるリスクを回避できる。 米ドルへの依存度を下げ、金融危機への対応力を強化しようと、韓国政府が「ウォンの国際化」に取り組み始めてから、金融圏で初の成果と評されている。 同行は「新しい貿易決済サービスは、韓国の輸出入企業の競争力を高めるとともに、韓国経済の対外安全性を改善し、ウォンの国際化を支援するもの」と説明した。今後、韓国企業との取引が多いアジア諸国、ロシアなどにウォン建て貿易決済サービスを拡大していく。 (2012.10.3 民団新聞) |