舞踊と民謡2人本選へ
全羅北道全州市で毎年6月に開催されている国楽の登竜門ともいうべき韓国でも代表的な競演大会「全州大私習」の日本大会が20日、東京・新宿区の韓国文化院で開かれた。全羅北道道民会(東京都目黒区)の千憲司会長が全州当局とかけあい、日本誘致を実現させた。同大会が海外で開催されたのはこれが初めて。
日本大会は全州市での全国大会に準じてパンソリ、器楽、舞踊、民謡、プンムルの6部門で実施され、予選を通過した15組が出場。洪一順さんを代表とする4人のメンバーが演奏する「嶺南農楽」で幕を開けた。民謡には手拍子、舞踊には随所で「チョッター」のかけ声がかかり、演技が終わると温かいねぎらいの拍手が送られた。
「最優秀賞」には「サルプリ舞」の金美福さんと、康明洙さん率いるプンムルグループの「サムルノリ・パンクッ」が選ばれた。全州には金さんと「奨励賞」の琴英淑さん(民謡)が派遣される。
(2010.2.24 民団新聞)
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