4月の韓米首脳会談を契機に大韓帝国の国璽が返還されたが、その実現に尽力したのは、20代の陸軍第20師団青竜大隊所属のソク・ギチャン一等兵だった。2010年に米メリーランド大学に留学中、文化財返還運動を行う団体を支援したのがきっかけ。韓国戦争時に持ち出された文化財現況を記した「アデリアホールレコード」が米国立公文書記録管理局にあることに着眼、大韓帝国国璽のファイルを見つけ出し、不法流出したことも知った。功労者として「国璽返還特別展」(8月3日まで、ソウルの国立古宮博物館)の開幕式に招かれ、感謝牌も授与された。 (2014.5.28 民団新聞) |