韓国で今年1月1日から、従来の地番中心を改正した「道路名住所」の実施が全国でスタートしたが、一部で混乱が生じている。カーナビのユーザーたちは、メーカーのサービスセンターにアップデートを要請しているものの、殺到した申し込みを処理しきれず、順番待ちが続いている。 警察車両のカーナビは、道路名住所と地番住所の双方を同時に表示するシステムを設けたが、不慣れなため事件現場に出動する際に対応に苦慮している。このため、スマートフォン(多機能携帯電話端末)を利用した道路名住所を確認できるシステムを運用中だ。 昨年までは、例えば「ソウル市中区太平路1街31番地」という形式で、地番住所と道路名住所が併用されていたが、今年からは「世宗大路110」と道路名住所だけが使われている。 一方、住民センターの住所から「洞」や「里」の表記がなくなったが、行政区域としては「洞」や「里」が残っている。 (2014.1.15 民団新聞) |