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ポン・ジュノ
ホン・サンス
韓国映画界をリードする若手ポン・ジュノ監督の「母なる証明」と、ホン・サンス監督「アバンチュールはパリで」の最新作が今月、日本各地でロードショー公開される。配給はともにビターズ・エンド。
「殺人の追憶」「グエムル‐漢江の怪物‐」などで国際的に高く評価されるポン・ジュノ監督の3年ぶりの長編作「母なる証明」。子を思う母の「極限の愛」を通じ、「人間の真実の姿」をスリリングに描き出す。
静かな街に起こった女子高校生殺人事件。容疑者となり、身柄を拘束された息子の無実を信じ、疑惑を晴らすため、真犯人を追う母親。
母親役には、国民的人気を誇る大女優のキム・ヘジャ。何があっても子どもを守り抜く母を演じ、存在感で圧倒する。
息子のトジュン役にはウォンビン。兵役後初の復帰作であり、映画出演として5年ぶりの作品になる。子どもの心を持ったまま純粋無垢に育った青年を熱演する。
同作品は7日、第29回韓国映画評論家協会賞(映評賞)で、作品賞と脚本賞、女優主演賞を獲得し、三冠王に輝いた。 31日から東京のシネマライズ、シネスイッチ銀座、新宿バルト9ほか全国ロードショー。オフィシャルサイト‥www.hahanaru.jp
フランスを中心としたヨーロッパで絶大な支持を受け、「韓国のゴダール」「エリック・ロメールの従弟」と評されるホン・サンス監督の「アバンチュールはパリで」は初の海外ロケ作品。
ドラッグ疑惑を受けたために韓国に妻を残し、一人フランスに逃げた画家ソンナム。昼はパリ在住の韓国人ユジョンの気をひこうと必死になり、夜はソウルで待つ妻に国際電話をかけて弱音を吐き、「寂しい」とつぶやく。一方で、画家志望のユジョンもまた、気まぐれにウソを並びたて、ソンナムを翻弄する。
ソンナムを演じるのはキム・ヨンホ。サスペンス・アクション映画などでワイルドな役が多かったが、同作では恋に突っ走る男を演じ、軽妙な演技が高い評価を受けている。
ユジョン役にはドラマ「宮廷女官チャングムの誓い」のイ・ヨンセ役で人気を不動のものとしたパク・ウネ。オーディションを受け、4度目でヒロインの役を射止めた。 17日からシネカノン有楽町2丁目ほか、全国順次ロードショー。オフィシャルサイト‥www.bitters.co.jp/paris
(2009.10.14 民団新聞)
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