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「ウリ支部自慢運動」スタート 全国事務局長研修(03.7.2)
6月28日から2日間行われた全国地方本部事務局長研修
団員の要望に即応…奉仕する組織体へ

 今年度の重点事業の一つ、「ウリ支部ウリチャラン(自慢)運動」が、6月26、27の両日に開かれた全国地方本部事務局長研修を期に共通認識が図られ、実質的なスタートを切った。この運動は地域の特性を生かした活動によって、支部の活性化を図ると同時に、奉仕する組織体として民団の求心力を高めようというもの。日本の自治体が提唱した「1村1品運動」の民団版とも言える。

 民団の積年の課題になっているのが、組織活性化だ。とりわけ団員の生活に直結する支部が機能するかどうかは、その地域に住む同胞にとっては死活問題と言っても過言ではない。団員からの信頼と認知を得られる支部づくりが、この運動のポイントだ。

 各地での取り組みでは、毎月一度「不遇団員」を慰問する鳥取の「アジメ奉仕隊」をはじめ、高齢社会に見合った団員サービスが全般的な傾向を示した。

 その一方で、次代を担うオリニとその保護者を視野に入れた出生・入学祝い金などのセレモニーや、夏季行事などの積極推進も挙げられた。

 運動を推進する組織局から「ただ単に維持するためだけの支部ではなく、団員が積極的に参加したくなる支部活動を」と檄が飛んだ後、各局長らによる班別討論へ。ここでもデイサービスや各種行事への送迎実施など、高齢者対策が支部活動の要になることが確認された。

モデル支部選定

 運動を加速化するために前半期では、地方本部が7月10日までにモデル支部を選定し、中央本部は各地での実践例を「民団新聞」に連載して「わが支部ここにあり」という支部チャランを前面に出すことにしている。

 後半期には中央本部が「福祉、民族教育、組織整備、自治体要望」のチームを組み、地方本部の活動に連携する。中央、地方、支部が共に汗をかき、一体感で活性化事業を推進していく。

■□
連帯し率先垂範を
同胞社会の求心体として…金中央団長ら激励

 事務局長研修には、全国の地方本部から局長らが参加した。

 金宰淑団長は「本国、日本、在日社会の中で民団の必要性、求心体としての使命が問われている。責任重い大役だが、全国の仲間と連帯して率先垂範を」と訴えた。金廣昇監察委員長も「皆さんは民団のエキスパート。困難な時期だからこそ課題解決に力を合わせよう」と激励した。

 続いて黄迎満副団長が、「最近の周辺情勢と本団の課題」をテーマに講演した。「北韓の核問題などが引き金になって、有事法案の成立など日本の右傾化が急速に進んでいるが、在日同胞の指導母体としての力量を強化し、地方参政権運動などに邁進しよう」と強調した。

 研修では「ウリ支部ウリチャラン(自慢)運動」を主テーマにした班別討論がなされ、同運動に対する共通理解を図った。事務局長らは1泊2日の研修で組織運営の問題について忌憚なく意見を交換し、民団事業推進における各自の役割を再認識した。次回の開催を求める声も多く、成果的に終えた。

(2003.7.2 民団新聞)
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