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「歴史の流れ」実感 小田川興(前朝日新聞編集委員)
 21世紀初の韓国大統領選挙をソウルの現場で見て、韓国社会の新しい潮流を実感した。火炎瓶と催涙弾が乱舞した87年大統領選挙など、「三金時代」の大権レース狂騒劇は完全に消えた。候補者名を記した横断幕が街から消え、往時の選挙の熱気はどこを探してもない。

 それに代わって新しい「選挙文化」が花を開かせた。ボス主導の古い政治からの脱皮を望む若い層がインターネットで投票を呼びかける「サイバー選挙」が静かに、だが急速に広がった。大学のキャンパスには、「20代の選挙参加で反米守旧勢力を精算しよう」と書いた横断幕が目立った。在韓米軍装甲車による女子中学生死亡事故に抗議する全国規模の集会は一票に確実に影響を与えた。一方、ハンナラ党の遊説会場。年輩の支持者らがプラカードをかざし、候補者名を連呼するやり方は往時のフィルムを見る思いだった。

 民主党の盧武鉉候補の勝利が決まり、国会近くや市内中心部で花火が上がり、アリランが合唱された。金大中大統領当選の時は「恨プリ」だったが、今回は「歴史の逆流は許さず」という決意が噴き出す祝祭に見えた。 この間落選運動を主導した386世代と20・30代の合作による「選挙革命」は、旧態依然の日本型政治をも超えた。

 ハンナラ党は「時代」に敗北した。李会昌候補が会見で見せた涙は、保守の牙城に迫る改革の波を浮き彫りにした。

 初会見で盧氏は「海外同胞」にも感謝を表し、北の同胞も含めて「7千万民族の大統合時代」の開幕を告げた。だが、北朝鮮の核問題などを巡って対米、対北関係ではいばらの道が待っている。

(2002.12.25 民団新聞)
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