| 首脳会談前にアレクサンダー・オランダ国王と握手する朴槿恵大統領 |
朴槿恵大統領は3日、韓国を国賓訪問中のオランダのウィレム・アレクサンダー国王と青瓦台で会談した席で、韓日関係について「韓国と日本は東北アジアの平和と繁栄の実現に向け努力すべき同伴者だ。ただ、歴史問題の認識、特に(旧日本軍の)慰安婦問題が懸案となっており、解決のために努力している」と述べた。 青瓦台によると、東北アジア諸国間の関係および韓中日3カ国の関係発展への欧州連合(EU)の寄与方案に関するオランダ側の質問に答えたもの。朴大統領は「東北アジアの平和協力構想のために、原子力、災害救助、気候変化などの面で(韓中日の)協力が可能だと思う」とも述べた。 1961年の国交樹立後、オランダの国家元首が韓国を国賓訪問したのは今回が初めて。 訪韓前に日本を国賓訪問した国王は10月29日、天皇・皇后主催の宮中晩さん会で、第2次世界大戦当時日本軍に自国民が抑留された歴史に言及、「オランダ国民や兵士が体験したことは忘れることができない。戦争の傷跡は今も多くの人の人生に陰を落とし犠牲者の悲しみは続いている」と語った。 (2014.11.5 民団新聞) |