| 北韓の核実験強行に対して青瓦台で話し合う李明博大統領(右)と朴槿惠大統領当選人
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青瓦台で対北韓緊急会談 【ソウル】李明博大統領と朴槿惠大統領当選人は12日午後、北韓の3回目の核実験強行が確認されたことを受け、青瓦台で緊急会談し、揺るぎない北韓政策を堅持することで一致した。会談は李大統領が国家安全保障会議(NSC)の結果を朴当選人と共有し今後の対策を緊密に議論するためにもたれた。 李大統領はこの日午前11時57分頃に北韓の核実験場付近で「人工地震とみられる揺れが観測された」との報告を受け、予定されていた首席秘書官会議を取り消して午後1時から青瓦台地下壕でNSC会議を主宰した。 NSC会議後に千英宇青瓦台外交安保首席秘書官は政府声明で「(北韓の核実験は)韓半島、東北アジアの平和と安全に対する容認できない威嚇であり、国際社会全体に対する挑戦だ。北韓はこのような挑発行為で引き起こされるすべての結果に対して厳しい責任を免がれないだろう」と警告した。 朴当選人も「われわれと国際社会の警告にもかかわらず、核実験を強行したことを強く糾弾する。北韓の核実験は韓半島と国際平和に対する重大な脅威で、南北間の信頼構築を阻害する」と非難した。 また、次期政府はいかなる場合も北韓の核武装を容認しないとした上で、「強力な抑止力を土台に北韓の非核化に向けて国際社会との協力を強化する」と表明。対話と協力を積み重ねて南北の関係改善を図る「韓半島信頼プロセス」にも言及し、「北韓が誠意ある姿勢と行動を示してこそ共に推進できる」と改めて強調した。 (2013.2.13 民団新聞) |