【釜山】釜山に本社を置く海運会社「未来高速」が10月から釜山‐対馬・厳原間に国際定期航路を開設した。この結果、釜山と対馬を結ぶ航路は韓日3社の競合となり、旅客の奪い合いとなっている。 釜山と対馬を結ぶ国際航路はこれまで、浦項に本拠を置く大亜高速海運の一社だけが就航していた。東日本大震災や原発事故の影響で客足が遠のき一時は運休に追い込まれていたが、その後は回復傾向を見せており、新たにJR九州の子会社も対馬・比田勝‐釜山間に高速船「ビートル」を就航させている。 未来高速が運行するジェットフォイル「コビー」は当面1日1往復(水曜日運休)。所要時間は対馬の北側にある比田勝港までが1時間。南側の厳原までは1時間50分。運賃は往復14万ウォン前後(片道約8500円)。 未来高速は「対馬は韓国人が手軽に行ける海外の旅行先。需要を掘り起こす余地がある」と判断したという。 (2011.11.2 民団新聞) |