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中身ある韓日友情年を 中央・東京合同新年会でアピール |
組織力総結集の年
参政権と歴史認識…共生へ課題見据え
民団中央・東京本部合同の新年会が11日、都内のホテルに東京など首都圏および全国の主要地方本部の幹部や、韓日両国の国会議員ら総勢700余人を集めて盛大に開かれた。今年は祖国光復60周年、韓日国交正常化40周年を記念した韓日友情年とあって、参席者は韓日新時代を実質化し、共生社会を築く新たな出発点にしようとの意欲を高めた。
開会あいさつで金宰淑団長は、「今年の様々な歴史的節目と韓日友情年を真摯な思いで受けとめ、両国の親善と日本における共生社会実現のために引き続き努力し、花も実もある民団へ再跳躍の一年にしよう」と強調した。
続いて盧武鉉大統領の新年辞を羅鍾一駐日大使が代読した。盧大統領は「今年を各界各層が共存と繁栄のために協力する『同伴成長』の年にする」と、経済回復への決意を表明した。
この日の来賓は、約160人と例年にないほど多数に及び、国会議員だけでも韓国から10人、日本側からは本人出席だけで31人を数えた。
そのなかで、韓国側から韓日議員連盟の文喜相会長と韓日親善協会中央会の金守漢会長、日本側から日韓議員連盟の森喜朗会長(前総理)と参議院の扇千景議長が代表して祝辞に立った。
森会長は「過去の歴史を大事にしながらも、両国の相互理解を進め、充実した友情年にさせよう。両議連の役割は大きい」と抱負を述べた。
文会長も「韓日関係発展の土台は、在日同胞の尽力によるところが大きい」と高く評価しながら、歴史教科書問題などの韓日間の懸案については、「寛容と信頼、普遍妥当な良心に基づいて解決策を模索していかなければならない」と力説した。
会場からは、参政権や歴史認識問題に的確な言及があると大きな拍手がわき、民団全体がその二つを共生社会実現への柱としていることを韓日議員に強く印象付けた。
来賓紹介の後、東京本部の李時香団長による乾杯の音頭があった。正面スクリーンに韓国観光をPRするVTRが流され、韓日友情年がアピールされるなか、懇親会が和やかに続いた。
今年の新年会は新しい試みとして、民団の活動と共生メッセージをダイジェストにしたVTRを流すなど、躍動する民団の姿を視覚に訴える取り組みが、来賓をはじめ参席者の多くから好評を博した。
(2005.1.19 民団新聞)
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