ソウルで「ウェルビン・フード」が脚光を浴びている。「ウェルビン(wellbeing)」とは、「現代の忙しい日常とインスタント食品から抜け出し、体と心の健康を最優先に考える新しいライフスタイル」という意味。この精神にのっとった「ウェルビン・フード」を担うのは「ブラックフード」と「グリーンフード」。「ブラックフード」としては、黒ゴマ、黒大豆などを用いた豆乳や菓子類が人気を博している。「グリーンフード」はブロッコリーや緑茶が注目を集め、緑茶葉を一定期間食べさせた「緑豚」や緑茶を練りこんだ麺、性別に合わせた青汁などが登場した。韓国一の繁華街・明洞には緑茶専門カフェが誕生。連日満員、長蛇の列ができ、各ファーストフードチェーンも競って「ウェルビン・メニュー」を開発している。
(2004.6.23 民団新聞)
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