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<コラム・布帳馬車>「歌う歴史家」もいい
 韓国の最新ヒット作をあれこれ仕入れては、自慢げに披露する。日本の若者ソングにも通じている。カラオケ小屋にそんなモズのような男が増えた。「モズも鳴かずば撃たれまいに」って言葉もあるぞ、とひがみ水でもかけたくなる。

 モズは芸達者で、伴侶を求める春先と縄張りを主張する秋には、ウグイスやホオジロなど20数種類の鳥ばかりか、犬や猫の鳴きまねまでするという。まさに「百舌」鳥というわけである。

 もてたいのは誰しも同じ。かつての「ボトル一本空けられないで、男か!」のコマーシャルを地で行き、酔っては蛮声を嗄らすしか能がない身でも、意外な曲で場を唸らせたい気はやまやまだ。そこは悲しいかな、気に入った新曲にはことごとく、キーが、テンポが、字余りが、でついていけない。かくなる上は覚悟を決めて、懐メロ専科に徹するのだ。

 「悲しき旅人」「他郷暮らし」「木浦の涙」など魂の彷徨歌から、解放直後の喜びに満ちた「帰国船」「建国行進曲」、6・25を背景にした「離別の釜山停車場」「忘れられた30年」、分断の悲哀を綴った「38度線の春」、そして自信に満ちる韓国を代表した「帰れ!釜山港へ」あたりまででいい。

 染み付いた民族の苦難を意識せずには歌えないものばかりだ。カラオケ画面に映し出される実写も泣かせる。懐メロをして、風化しつつある歴史を語らせるのだ。「歌う歴史家」として、尊敬の眼差しが向けられる、かも。

(M)

(2007.6.27 民団新聞)
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