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学徒兵の姿に涙し苦悶 「戦火の中へ」韓日高校生らはこう見た

頼もしく「国のためなら」

 6・25韓国戦争で亡くなった学徒兵たちの実話を基に映画化した、イ・ジェハン監督の「戦火の中へ」。19日の公開に先立ち、東京韓国学校ら韓日高校生約80人による特別試写会とディスカッションが11日、東京・港区のスペースFS汐留ホールで行われた。

 試写会では、同世代である学徒兵の凄まじい戦闘シーンに会場は水を打ったように静かになった。ラストシーンでは、あちこちからすすり泣きが聞かれた。

 上映終了後には、政治ジャーナリストの角谷浩一さんが、高校生たちの率直な感想を聞いた。日本の高校生は「家族や友人のために戦争しなければいけないのは複雑」などと、何ともやり切れないといった表情だった。 東京韓国学校の生徒は「私には難しい。特に家族を思うと戦争には行けないと思う。でも、それが国民の義務なら仕方ないのか」と、複雑な心境をのぞかせた。

 その一方で、徴兵制に話しがおよぶと3人の韓学の生徒は「徴兵に行くのは当たり前。いつ北韓と戦争になるか分からないから」と答えた。

 角谷さんは「個人の守りたい人や夢や目標を守るために、法に従って戦争が起きるという側面もある。若者は大事な国の資産。彼らがしっかりした考えを持ち、意思表示をはっきりしなくてはいけない。日本と韓国は政治や経済の力ではなく、文化によってぐっと近づいた。これからも両国がより仲良くなってほしい」と結んだ。

(2011.2.23 民団新聞)
 

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