日本ロッテの持ち株会社であるロッテホールディングス(HD)は16日、東京で定期取締役会を開催し、創業者の辛格浩(日本名・重光武雄)ロッテグループ総括会長(民団中央本部常任顧問)の次男で副会長の辛東彬(重光昭夫)氏を代表取締役に選任したと発表した。これにより、格浩氏の後継者は東彬氏になることが確実となった。 ロッテHDの代表権は、辛格浩会長と東彬副会長、佃孝之社長が持つことになる。韓国ロッテグループ会長である東彬氏が日本ロッテの総括経営を行うことで、交流がなかった韓日ロッテの協力機会が増えそうだ。 東彬氏は「辛格浩会長の志を掲げ、韓日ロッテ事業の全責任を負う覚悟で最善を尽くす」と決意を示した。格浩氏の意向により長男である東主氏がロッテHDや系列会社の役員職から解任されたことで、今後の体制に注目が集まっていた。 (2015.7.29 民団新聞) |