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文化院主催フォーラム
NHKハングル講座の歴代講師5人をパネリストに迎え、日本における韓国語教育30年の移り変わりをたどるフォーラムが8日、韓国文化院ハンマダンホール(姜基洪院長、東京・新宿区)で開かれた。
70年代初期、韓国に関心を持つ日本人がごく少数だった。言語に対する関心も薄く、呼称も「朝鮮語」が一般的だった。79年の文化院開設当初、韓国語講座を担当した呉英元さん(二松学舎大学名誉教授)は、「ソウルの標準語を教えながら、韓国語とも朝鮮語とも呼べなかった」と当時を振り返った。その後、間もなくして韓国へのイメージが好転、84年にNHKハングル講座が始まる。放送開始直後、在日同胞は「ブラウン管が涙で曇る」思いで放送を見守った。書店ではテキストが売り切れ、増刷続きで10万部を超えた。
90年代になると、時代が変化し、「韓国への暗いイメージはなくなり、女性の受講生が増えた」(元講師の兼若逸之さんの話)。
兼若さんは学習者のすそ野を広げようと「おしかり覚悟」で自ら考案したという「アヤオヨ体操」を番組中で披露した。兼若さんは「あと10年後には韓国語学習者が1000万人に達することを信じている」と述べた。
(2009.11.18 民団新聞)
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