「北韓の工作員」在独社会学者を起訴(03.11.26) |
ソウル地検は19日、北韓の大物工作員だったとして先月下旬逮捕したドイツ在住の社会学者、宋斗律(59)氏(ドイツ国籍)を国家保安法違反(反国家団体加入など)、詐欺未遂罪で起訴した。地検によると、宋被告はドイツ留学中の73年に北韓を訪問して労働党に入党。今年まで計22回訪北し、北韓の指令の下、主体思想の宣伝など工作活動を行った。91年以降に「金チョルス」という仮名で党政治局候補委員に選ばれ、94年7月の金日成主席の葬儀では序列23位の葬儀委員として参列。地検は引き続き、宋被告がなぜ、「正体」が露見する危険を冒して37年ぶりに帰国したのかに関しても取り調べる。
(2003.11.26 民団新聞)
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