在日韓国人3世の児童文学作家、金晃さん(本名・沈剛万=京都市左京区)の手がけた2作品の韓国と日本での出版を祝う記念会が4月29日、京都市内のホテルで開かれ、韓日の関係者約70人が出席した。
今年3月に日本で出版されたのは、日本児童文学者協会主催の「第1回子どものための感動ノンフィクション大賞」で最優秀作品賞を受賞した「サクラ‐日本から韓国へ渡ったゾウたちの物語」と、4月に韓国で出版された「コウノトリ‐自然と共に生きる話」の2冊になる。
韓国から会場に駆け付けた評論家の李在馥さんは「韓国と日本で金さんの著書が出版されるのは嬉しい」と喜びを語った。また同協会事務局長の藤田のぼるさんは「公募作品の中で選考委員全員が『サクラ』に決定した。モチーフの大きい児童図書の作品で、これからハングル版も出版されると聞いている。素晴らしい作品に出会った」と述べた。
(2007.5.16 民団新聞)
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