朴槿恵大統領と中国の習近平国家主席は、アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議参加のためにインドネシア・バリ島を訪問中の7日に会談し、北韓問題などについて意見を交換した。 朴大統領は北韓の核実験に対する国連安全保障理事会の制裁決議の履行に向け、中国の商務省などが対北韓輸出禁止品目リストを発表したことを高く評価した。同時に、「北韓は多数の住民が慢性的な栄養失調状態にあるというのに、核兵器にすべてをかけている」と指摘し、「(寧辺の原子炉に対し)北韓の核能力高度化が中断される必要がある。北韓が経済発展に注力するよう中国が説得して欲しい」と呼びかけた。 これに対して習主席は「中国は安保理決議を徹底的に順守していく。北韓の核問題に関する悪循環が繰り返されるのを防止する必要がある」と表明。「北韓の核保有に反対する。今後、どのような追加の核実験に対しても決然と反対する」と述べた。また、「韓半島信頼プロセスの進展を希望し、今後南北関係改善に必要な協力を提供する」と明らかにした。 韓中関係について習主席は、「両国はすべての分野で重要な協力パートナーとなった。外交や国会、国防、経済、貿易などほぼ全分野で定期的な対話体制を構築し、共同の努力によって両国の政治的な信頼は深化している」と強調した。 (2013.10.16 民団新聞) |