食糧増産へ共同研究
慢性的な食糧難に苦しんでいるアフリカ。ところが昨年、ケニアのムエ地域におけるコメ生産量は例年より約20%増えた。同地に設立された韓国農業技術支援センター(KOPIA)の支援を受け、田植えや水の管理方法を改めたためだ。
その中心となった韓国農村振興庁は今月初め、ソウルで「韓国・アフリカ農食品技術協力協議会」(KAFACI)を発足させた。アンゴラやカメルーン、コートジボワール、マラウィ、ガーナ、ケニアなどアフリカ16カ国が参加した。
農法の伝授にとどまらず、現地に適したコメの品種開発研究を、地元の研究チームと共同で推進する。
同振興庁は1972年から、アフリカ諸国の研究チームを韓国に招き、農業技術に関する教育を行ってきた。
昨年までの受講生は、39カ国、425人に達する。こうした人材が農業革命の中心的役割を担っていく。
振興庁は「膨大なコストがかかる『条件無し援助』よりは、少ない費用で最大限の効果を収めることができる方式を広めたい」と意欲を見せている。
(2010.7.28 民団新聞)
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