李明博大統領は、欧州3カ国(ドイツ、デンマーク、フランス)を歴訪中の8日にベルリンで開かれた在ドイツ同胞との歓談会で、南北統一について「核兵器を持って統一がなった時、周辺国は簡単に受け入れないだろう。韓半島の核が南北統一を遅らせる」と指摘、北韓核問題の早期解決の重要性をあらためて強調した。 李大統領は「今日、我々に残された課題は南北の問題だ。統一はいかなる犠牲を冒しても実現されなければならず、民族を復興させる肯定的な役割を果たす」と強調。さらに「北韓は核を放棄し、世界に出て中国やベトナムのように経済を再生し、北韓2000万同胞が最小限幸福に暮らせるようにしなければならない」と主張し、「北韓がいつでも誠意を持って出てくれば対話をする準備ができている」と北韓に呼びかけた。 また、北韓による昨年の哨戒艦「天安」撃沈と延坪島無差別砲撃に関連し、「我々は北韓に対して必ず謝罪することを要求している。過ちを認めてこそ同じ過ちをなくせる」と強調した。 同胞懇談会には同胞220人余りが参加。金星煥外交通商部長官、崔重卿知識経済部長官、千英宇青瓦台外交安保首席などが同席した。 (2011.5.11 民団新聞) |