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<コラム・布帳馬車>「忘れたら大変じゃから!」
 それはまだ夏の日差しが眩しい頃だった。93歳のハラボジは、半世紀以上もその町で暮らし町の繁栄のために寄与してきた。万が一、具合が悪くなったり、行くのを忘れたら大変だと、町が住民に市町村合併の意思を問うため実施する住民投票の期日前投票を済ませたという。

 2002年1月に滋賀県米原町が初めて住民投票資格者に永住外国人を含めることを決めてから、現在、把握できるだけでも161の自治体が永住外国人を投票資格者に含める住民投票条例を制定している。

 当初、この町は18歳以上の日本国籍者を投票資格者としていた。外国籍住民のことをうっかり忘れていたと謝罪していたが、その後、地元の様々な団体が粘り強く要望を続け、住民投票の告示寸前に臨時議会を開き条例の一部が修正され、投票資格者に永住外国人を含めた。

 そもそも住民とは何なのだろうか。その町に暮らし、町の繁栄と町の将来を心配し、町を愛する気持ちを持つ者をいうのではないのだろうか。

 米原町の住民投票決定から三度目の夏、ハラボジは長い人生で初めて住民投票を経験した。

 住民投票の動きはまだまだ続くが、私たち外国籍住民が住民としてあたりまえに投票会場にむかえる日が一日も早く来ることを願う。それは私だけの思いではなく、すべての外国籍住民の積年の願いであるはずなのだ。(F)

(2004.11.17 民団新聞)
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