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<広場>司法の良心実感君が代強制訴訟 小阪裕司(大阪府)

 21日の東京地裁、君が代強制訴訟違憲判決は、思想・良心の自由を正面から保障する旨のもので、今日の世相の中、このような判決が出たのは驚きで、束の間としても「人権の砦」としての司法を身近に感じることができ、心強く思いました。

 この判決は主要紙の一面トップに掲載されましたが、それが賛否両論を含め一般の関心が高いことを示すかといえば、おそらくは否でしょう。

 私は法科大学院生の仲間数人とともに図書館の新聞コーナーを通りすがったときに、一面に大きな見出しのある記事をみてびっくりし、目を疑いました。しかし、この日は初めての新司法試験の合格発表の翌日でもあり、ほかの友人全員は一面記事にいっさい目をくれることもなく、先輩が受けた新司法試験の記事をめくっていました。

 多くの法律家や法律家を目指す者が多少なりとも人権訴訟に関心があると考えるのは甘いようです。

 受験生は「人権答案」には関心があり、複雑な法解釈手法を使い憲法の人権の条文を処理しますが、科目としての「人権」が得意な学生でも、生の人権問題に関心があることはまれなのではないでしょうか。

 どうせ合憲判決や門前払い判決が出るだろう、と今回の訴訟のような場合に思うのは、人権擁護の立場の私もやや感覚が麻痺しているからだと思います。

 私は法科大学院で、人権擁護活動に携わっていることを隠していませんが、「左翼」とからかわれても、こちらもおどけて語ることで周囲と和を保っています。

 人権の内容について論争があるのは当然であるとはいえ、人権を語ること自体で「左翼」とされてしまうのはやはりどこかおかしいです。きわめて抑圧的な国家ですら、「反人権」を公言することはふつうないのですから。

(2006.9.27 民団新聞)
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