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<鳥居是典氏>丹青に魅せられて 韓国ゆかりの素材を絵画に |
【愛知】仮面舞、トルハルバン、チャンスン、トッケビなど、生活感にあふれた韓半島ゆかりの素材を好んでモチーフにしている。「独特の躍動感や色合いがなんともいえない。特にトッケビはその愛らしさがどこか憎めない」とお気に入り。作品の表情を見ると、創作時の鳥居是典さん(50、写真)の心象世界をそのまま映し出している。
岡崎市立大樹寺小学校の美術教師。家で時間の合間を見て油絵、アクリル画、版画の3種類を創作してきた。完成までに短くて1週間。中には2カ月以上かけて仕上げた大作もある。個展もすでに2回開いた。
韓国との運命的な出会いは、初めて訪れた10数年前のこと。景福宮の丹青の色使いに出会い、いっぺんに魅せられた。30年ほど前からキトラ古墳の白虎や青龍、朱雀などの古墳装飾を研究してきた鳥居さん。「緑や青など、その色の鮮やかさは今まで描いていた色のイメージにぴったり」と感動した。創作意欲を刺激され、博物館や民俗村などをくまなく訪ねて歩いたという。
いずれ韓国で個展を開くのが夢だ。
(2010.11.17 民団新聞)
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