ポーランドのワルシャワで開かれた第17回ショパン国際ピアノ・コンクールで、韓国人男性のチョ・ソンジンさん(21)が優勝した。韓国人の優勝は初めて。チョさんはポロネース(ポーランド舞曲)最高演奏賞も受賞した。 チョさんは3万ユーロ(約400万円)の賞金を受け取る。アジア出身者の1位はベトナムのダン・タイ・ソン(1980年)と中国のユンディ・リ(00年)に続き3人目。 同コンクールは、エリザベート王妃国際音楽コンクール、チャイコフスキー国際コンクールと共に3大国際コンクールとされる。韓国人の本選進出は、イム・ドンミン、ドンヒョクさん兄弟が共に3位に入賞した2005年以来になる。 チョさんは6歳でピアノを始め、05年にクムホ英才コンサートでデビュー、08年に青少年のためのショパン国際ピアノ・コンクールで優勝、11年にはチャイコフスキー国際コンクールで3位、昨年はルービンシュタイン国際ピアノコンクールで3位になった。現在、フランスのパリ国際高等音楽院でミシェル・ベロフに師事している。 チョさんら入賞者はワルシャワフィルハーモニックホールでのガラコンサート(21〜23日)後、来年初めまで欧州やアジアでコンサートを行う。 (2015.10.28 民団新聞) |