彩流社(東京・千代田区)は、韓国で人気の児童書「はじめて読むじんぶん童話シリーズ」(全5巻、翻訳)を順次、刊行する。「もし、○○が今ここにいたら?」。歴史上の人物が子どもたちの世界に現れ、子どもたちが抱えるさまざまな問題を一緒に考え、生きるための姿勢や知恵を伝える。このような斬新なアイデアで偉人が登場した児童書はなく、韓日共通のリアルな問題を取り上げているので、さまざまな場面で活用したい。 ◇ 『マザー・テレサのいる動物病院』(第1巻)の主人公は、飼っていた犬さえも、まるでゲームのアイテムのように、何のためらいもなく捨ててしまったゲーム中毒の少年、デチョル。 すぐにキレるデチョルは偶然、動物病院の院長、テレサおばさんに出会い、傷ついた動物たちの治療や捨て犬を救助する仕事を手伝いながら、生命の大切さ、共に生きること、人を助けることの喜びを学んでいく。 思いやりのある少年へと成長していくデチョルの姿が、強く印象に残る。 文=キム・ハウン 絵=クォン・ソンイ 解説=ジョン・ミン 訳=藤原友代 定価=1850円(税別) 問い合わせは彩流社(03・3234・5931)。 読者プレゼント 『マザー・テレサのいる動物病院』を読者2人にプレゼントします。 はがきに郵便番号、住所、名前、年齢、電話番号を記入の上、〒106‐8585 東京都港区南麻布1‐7‐32 民団新聞社「読者プレゼント」係。11月12日締切。当選者に郵送。 (2015.10.28 民団新聞) |