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日本クラシック界韓国若手大もて

欧米演奏家 大震災で来日中止が相次ぎ

 3月の東日本大震災以降、日本のクラシック界に変化が起きている。訪日拒否が相次ぐ欧米の演奏家に代わり、若い韓国の演奏家たちに注目が集まっているのだ。

 東日本大震災や福島原発事故により、日本国内で予定されていた海外演奏家によるクラシック公演が次々キャンセル、または無期延期。さらにウィーン少年合唱団、フィルハーモニー管弦楽団、ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団が公演を中止した。

 それを埋めようと韓国に目を向けたのが、日本の公演企画会社の数社だ。そんな時、6月にモスクワで開催されたチャイコフスキー国際コンクールピアノ部門で、ソン・ヨルムが2位、チョ・ソンジンが3位入賞の朗報が入る。

 日本は世界の有名コンクールで入賞した演奏家を招待してリサイタルを開くほど、コンクール入賞者を優遇する。

 今月6日にはソン・ヨルムの2位を記念するリサイタルが東京で開かれた。チョ・ソンジンは22日から12月4日まで7都市を回り8公演を行う。 このほか06年に開催されたリーズ国際ピアノ・コンクールで40年の歴史上最年少、かつアジア人で初めて優勝したキム・ソヌクが19日に京都コンサートホールで、京都交響楽団と共演、来年もツアー・リサイタルを計画している。キム・ソヌクは日本で2回、演奏会を行っており、特に大きな関心が注がれている。

 韓国の公演企画会社の関係者は「今年は日本がAクラスの欧米人演奏家に劣らぬ実力を持つ、韓国人演奏家の存在に気づいた1年目となる年」と分析している。

(2011.11.16 民団新聞)
 

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